「グルーブ感がある」と聞くと何を思い浮かべますか?
ダンスミュージックなどの「ノリのいい曲」でしょうか?
グルーブの正体は何なのか?
まずそこから、解析していきましょう。
一般的には「グルーブ感」とは「乗り(ノリ)」と説明されています。
それだけでは、ノリのある演奏はどう演奏すればいいのかは、わかりませんよね?
打ち込みの大先輩でもある、教授こと、坂本龍一さんがいるグループのYMOのメンバーがグルーブについて語っています。
こちらに動画1があります。
それと、もう一つおすすめのリズムに関する動画2をどうぞ。
グルーブの正体は?
動画でも出てきましたが、「ノリ」の正体は「うねり」です。
あるいは「ズレ」とも言います。
絶妙な「ズレ」です。
うねりを意図的に出す為に必要なことは、リズムキープが必須です。
まずは機械のように一定の音量でリズムキープすること。
それが出来た上で、意図的に微妙なズレや音の強弱を追求します。
だけど、手癖なようなもので、自然にグルーブは出るので、演奏している本人がノリながら気持ちよく演奏できれば大丈夫です。
初めのうちは気にし過ぎないで下さい。
いきなりグルーブの練習をしようとしても、ノリを出すのは至難の業です。
バンドでグルーブ感を出すには、リズム隊のドラムとベースの呼吸が合うことが肝になります。
リズム隊の上にギターやキーボードが乗って、その上にボーカルが乗っかります。
メンバーが一人代わるだけでバンドのサウンドは変わります。
アレンジに関してのグルーブ感
アレンジでノリを出すことも出来ます。
ゴーストノートと呼ばれる、音にならない程度のミュート音やアタック音を入れていきます。ベースシストはゴーストノートを意識すると、味のあるミュージシャンになれます。
ゴーストノートはほとんどは譜面には書かれていないので、好きなアーティストの演奏をじっくり聞いて、研究しましょう。
もう一つは、シンコペーションを使用します。
シンコペーションとは一般的に「リズムが食う」ことを言います。
4分音符がメインの曲なら、4分音符が一つ分、前の小節に飛び出して「タイ」で伸ばします。
「強」や「弱」と書いてあるのは、「強拍」「弱拍」という意味です。
強弱をつけることで拍子感が生まれます。
シンコペーションは「弱拍」の所に、「強拍」を持っていくことによって、緊張感を生み出す手法です。
最後にもう一つ。シャッフルビートを使うアレンジです。
シャッフルビートとは「スウィングする」とも言います。ロックンロールやジャズによく使われます。
跳ねるリズムはグルーブ感がないと演奏できないです。
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