カラオケの採点機能でも審査対象になっているビブラート。
友達の前で歌を歌った時に、ビブラートを掛けると「どうやってやるの?」と必ず聞かれます。
いつの間にか出来るようになってましたが、よく思い出せば、練習したのは好きなアーティストのモノマネからでした。
ビブラートの種類
大きく分けるとビブラートは2種類あります。
- 咽喉でかける
- 横隔膜でかける
一つずつ解説していきます。
咽喉で音程を揺らしてかけるビブラートが一般的です。
この時に、音程を上げるやり方と、音程を下げるやり方があります。
どっちが良いということはなく、曲の場面によって使い分けます。
横隔膜でビブラートを掛ける時は、音量の大小で「ワァンワァンワァンワァン」という感じにかけます。
木管楽器や金管楽器の経験者は、イメージしやすいと思います。
ビブラートの練習方法
私が行ったビブラートの練習方法は、モノマネでした。
モノマネをしたのは、GACKTさんです。
彼の映像を何度も見て、咽喉の筋肉の動きをイメージしたり、音源に合わせて一緒に歌ったりしました。
あなたの好きなアーティストが、ビブラートをよく掛けるタイプの歌手だったら、徹底的にモノマネしましょう。
その時に、上行系のビブラートか下降系のビブラートか聞き分けられると、練習がやりやすいです。
機械的に練習をするのなら、キーボードなど音の出る楽器とメトロノームを使って練習をします。
最初は、上行系から練習します。
母音にビブラートかけるので「あいうえお」の全部出来た方が良いですが、まずは「え」の発音で練習すると、やりやすいです。
音程の揺らし方の種類は3種類あります。
- 大きく音を揺らす
- 細かく音を揺らす
- 大きく揺らしてから徐々に細かく揺らす
最初は、咽喉の筋肉が動く感覚がわかりやすい、大きくゆっくりと揺らしましょう。
メトロノームを使って、テンポ60の4分音符で、「ド」と「ド#」の半音を「ェエェエェエェエ」という感じに練習します。
テンポ60が出来たら、テンポを2ずつ上げて行きましょう。
ビブラートは一定のリズムで掛けなければ、上手く聞こえません。
テンポが速くなってくれば、勝手に細かいビブラートの練習に切り替わります。
4分音符でテンポ250まで出来れば、上出来です。
慣れてきたら、ゆっくりのビブラートから速いビブラートに移行する方法の練習をしましょう。
ビブラートは癖のようなもので、最初に変な癖が付いてしまうと、直すのに苦労します。
テンポは、1日に最高でも20までしか進めないで、じっくりと長期的に咽喉を育ててください。
下降パターンも同様に練習します。
横隔膜を使ったビブラートは、オペラ歌手やクラッシック歌手がよく使うビブラートです。
ゆっくりとボリュームを意識して同様に練習すれば、出来るようになります。
ビブラートがいらない状況とは
1人で歌ったり、2人までなら、ビブラートの波を合わせられるので、問題なですが、複数人で歌うグループになると、ビブラートは邪魔になります。
レコーディングでハモリパートを1人で行う場合は、ビブラートの癖が同じなので、すんなり行きますが、別のメンバーがハモリを入れる時は、なるべくビブラートを掛けない方が、綺麗に聞こえます。
まとめ
ビブラートは、さりげなく掛けると上手に聞こえますが、逆に、大げさにビブラートを掛けてしまうと、わざとらしく聞こえて、「あの人の歌い方好きじゃない」と、いう人も出てきます。
曲のテンポによっても、ビブラートの揺らし方は、変えて行かなければなりません。
その為にも、テンポ60からテンポ250まで、どのテンポにも合わせられる様に、じっくりと練習をしましょう。
一度ビブラートが出来ると、ビブラートを癖で掛けてしまうので、ビブラートを掛けない練習も必要です。
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