マキシマムザホルモンのダイスケはんや、ディルの京や、ワンオクのTakaのようなデスボイスやシャウトの出し方を解説します。
それと、練習の時の注意点など解説します。
デスボイスとシャウトの違い
日本では、歪んだ声を「デスボイス」と言い、欧米では「スクリーム」と呼ぶそうです。
では、「シャウト」とは何か?というと日本語の意味では「叫び」なのですが、ネットで調べると歌が歌える状態が「シャウト」らしいです。
通常の歌声とデスボイスの中間が「シャウト」と解説してあるところがあります。
私の認識では、低い声が「デスボイス」で高い声が「シャウト」でした。
音楽のジャンルと同じで、名称はややこしくなるので、今回は低い歪んだ音の声と、中域の歪んだ音の声と、高い歪んだ音の声ということで解説します。
参考になる動画
YouTubeに参考になる動画がありました。
この動画では咽喉と口の状態を絵でも解説してくれていて、イメージが湧き易いと思います。
私がデスボイスが出せるようになってからは、基本の歪みの声が一つ出来れば、
- 咽喉仏の位置
- 舌の位置
- 口の形
- チェストボイスとファルセット
を意識すれば、低いデスボイスも高いデスボイスも可能ということに気付けました。
他に参考になる動画は、こちらです。
この動画の途中で、母親が撮影の邪魔に入ります。
自宅で練習する時は、奇声を発していると勘違いされると思うので、注意しましょう。笑
私は、車の中やバイクの運転中に練習してます。
すれ違う人達は気にしません。笑
スキマ時間にちょこちょこ練習しています。
デスボイスを長時間練習すると、やはり、咽喉を痛めます。
ちょこちょこ練習して、1日1分ずつくらい練習時間を延ばしていく感じの方が、いきなり咽喉が壊れることが防げます。
デスボイスの注意点とコツ
基本のデスボイスは「咽喉を鳴らす」ことです。
「うなる」と表現してもいいかも知れません。
文字通り「うぅぅぅ~」と発声します。
死にそうな声とも言いますね。
ライオンや犬が「ガルゥゥゥ」と咽喉を鳴らすイメージです。
物理的な話をすると、咽喉仏を下に下げます。
その時に下あごも下げます。
どうやって咽喉仏を下げるかというと、一度つばを飲み込みます。
すると、一度咽喉仏が上がってから下がります。
その下がった時にさらに下げる感じです。
「咽喉の奥を開く」という表現でもわかりやすいと思います。
口の形ですが、低い音を出す時は、「うおぉぉぉ゛」で、高い音を出す時は「うあぁぁぁ゛」から練習すると良いと思います。
最初の「う」が重要です。
一度「う」の形で咽喉や口の中を閉じてから、一気に開く感じです。
シャウトの注意点とコツ
通常の歌声とデスボイスの中間が「シャウト」ということで解説します。
デスボイスが出来るようになったら、歪んだ声で歌いたくなるものです。
通常の発声ができているという条件で解説します。
曲によっては、デスボイスやシャウトと普通の歌を使い分けて歌う曲もありますが、デスボイスやシャウトが上手に出来ていても、急に歌メロになった時にあまりにも下手だと、聞いている方はずっこけます。
結構テクニカルな話をします。
低い声のシャウトする時は、チェストボイスを混ぜます。
チェストボイスは、胸に響かせる歌い方です。
胸に手を当てて、通常より振動していれば出来てます。
そしてイメージに近いのは、「がぎぐげご」の口で歌い、全ての文字に濁点が付くような感じで歌います。
次に高い声のシャウトの出し方です。
感覚としては、うなり声に裏声(ファルセット)を乗せる感じです。
咽喉を絞める感覚があります。
声にならない声が出ます。
驚いている時に出るような声です。
それと、「ぱぴぷぺぽ」を発声する口で歌うと、マキシマムザホルモンのダイスケはんのような高い声のシャウトが出来ます。
全ての文字に「゜」をつける感じです。
犬が逃げるときや寂しい時出す「キャンキャン~」や「キュイ~ンキュイ~ン」と鳴くような声が出ます。
中間のシャウトは、低い声のシャウトから高い声のシャウトを、「うおぉぉ゛」から「うあぁぁぁ゛」と、下から上まで一気に出します。
その時に途中で止めて、その時の咽喉の感覚を覚えておいて、すぐに再現できれば、中域のシャウトが出来ます。
まとめ
- 通常の歌が大事
- 練習場所を選ぶ
- 咽喉が痛くなったらやめる
- 咽喉仏を下げる
- 「がぎぐげご」や「ぱぴぷぺぽ」の口で歌う
さらにおすすめなのは、スタジオでマイクを使って練習することです。
リバーブなどの空間系のエフェクターを通すことで、迫力も出ますし、ボリュームを増幅することで、咽喉への負担を減らして大きい音が出せます。
YouTubeにもいろいろな解説動画あり、参考になると思います。
それぞれが、それぞれの表現で解説してます。
結局は、自分の出来たやり方が正解です。
この人の説明ではわからなかったけど、あの人の説明のようにやってみたら出来た。ということもありえます。
最後に、シャウト系のボーカルは咽喉の調子を悪くして、ライブを中止しざえる状況になったバンドも数多くあります。
シャウトは咽喉に負担が掛かるものだと思って下さい。
プロでも咽喉を壊してしまう可能性があるので、素人の人はもっと注意してシャウトや歌の練習をしましょう。
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