ハモリがうまいバンドは、かなりかっこいいです。
楽器の練習よりハモリの練習に時間を使いましょう。
ハモリの仕組みを知る
ハモリを感覚で出来てしまう人もいますが、3声4声となるとそうも行きません。
「3度上でハモる」
「4度下でハモる」
なんて会話を聞いたことがあるかも知れませんが、これは、曲によります。
曲によると言うか、注目すべきポイントは、コードです。
なんでもかんでも、3度上でハモれば良いと言う訳ではありません。
例えば、コードは「C」で、メロディーは「ソ」だとします。
コードCの構成音は「ド・ミ・ソ」です。
上でハモリたい場合は、4度上の「ド」でハモリます。
下でハモリたい場合は、3度したの「ミ」でハモリます。
なので、コードトーンを意識してハモリをつけるので、ハモリパートのメロディーは少しメロディアスに聞こえません。
ちなみに、ハモるとは、ハーモニーを奏でるの意味です。
ハーモニーは和音のことです。
ハモリの練習のコツ
感覚でハモれる人は、他の楽器の音も同時に聞いて、コード感がわかっている人です。
全くの初心者は、ハモリのパートを譜面に書きましょう。
主旋律につられてしまう人は特に注意です。
ハモリのパートだけを、キーボードやギターなど楽器で弾いて、ハモリパートのメロディを歌って覚えて下さい。
楽器を弾きながら、ハモる場合は、別々に練習してから、同時に出来るように練習しましょう。
コードを白玉で弾いて、メインボーカルと二人で練習をたくさんすると、本番もうまく行きます。
ハモる時の声の出し方のポイント
ハモリは高度の高い技術です。
ハモる人がメインボーカルより、歌唱力がないと、ただ邪魔をするだけになる場合があります。
それぐらいの歌唱力が必要になります。
声の出し方は、機械のように淡々と歌いましょう。
ビブラートを掛けたり、しゃくり上げるように歌ったりと、歌声に個性を出すと、ハーモニーが崩れます。
それと、ボリュームには気を付けて下さい。
ハモリパートの方がメインパートより、ボリュームが上がるとおかしく聞こえます。
まとめ
ハモリのポイントはコードです。
コードを意識してハモリパートを作りましょう。
他の楽器のアレンジによって、コードトーンだけでは音がぶつかる場合があるので、その時は、ハモリパートのメロディーをいじりましょう。
ハモった時に、メインメロディーにつられない為には、ハモリパートのメロディーを何度も歌って、覚えましょう。
楽譜に書いて、メロディーを視覚化するのも有効です。
スタジオに入った時は、メインボーカルとハモリだけの練習をしましょう。
2時間のスタジオなら1時間割いても良いでしょう。
アカペラグループのような、3和音4和音のハーモニーを作るには、和声や対立法などの知識も必要になります。
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