シンセサイザーと聞くと、宇宙をイメージしたような効果音と、連想できる人と、クラブミュージックと、連想する人に世代によって別れます。
掴みどころの無いシンセサイザーの音作りを解説します。
シンセサイザーとキーボードの違いは?
シンセサイザーとキーボードは、イコール(同じ)だと思っている人は多いです。
キーボードを、日本語で訳せば鍵盤です。
シンセサイザーとは、「シンセサイズする」ということから来ています。
シンセサイズとは合成するという意味です。
最近目にするシンセサイザーのほとんどは、「オールインワンシンセ」というものです。
・シンセサイザー
・サンプラー
・シーケンサー
など、いろんな機能が搭載されています。
シンセサイザーの機能のみキーボードシンセを、アナログシンセと使い分けてます。
シンセサイザーが出始めた頃は、機械音のノイズなどを加工したり合成をしてました。
詳しく知りたい方は、wikipediaのシンセサイザーをお読み下さい。
日本でシンセサイザーが広く知られた時代は、坂本龍一が所属している「YMO」というグループが、「タンス」と呼ばれる、タンスぐらい大きいシンセサイザーで音を作ってました。
「テクノ」というジャンルが生まれました。
この頃流行った髪形が「テクノカット」です。
余談ですが、ギターシンセサイザーと言うものもあります。
ギターの音をMIDI変換して、シンセサイザーから音を出します。
他にはサックスのような形で、吹いて音を出すウィンドシンセサイザーもあります。
シンセサイザーの音作り
アナログシンセの音作りも知りたいと思いますが、今回はオールインワンシンセの音作りを解説します。
初心者向けの内容です。
プリセットと呼ばれる、最初から音が作られているプログラムナンバーを使います。
最近のシンセは、本物の音をサンプリングした音色が多いので、本物っぽく聞こえます。
定番の音色は
- 生ピアノ
- エレピ(エレトリックピアノ)
- オルガン
- ストリングス
- ブラス
- ベル
- リード系
- PAD系
です。
初心者の方はまずは、エフェクターの使い方から覚えましょう。
最初から入っているプリセットの音色を、エフェクターでいじるだけでかなり使えるようになります。
よく使うエフェクターは
- ディレイ
- リバーブ
- イコライザー
の3つです。
ピアノのなどの減衰系の音に、ディレイをかければ、伸びのあるきらびやかな音になります。
音の伸びが足らないなぁという時は、リバーブを掛けるだけで、残響音で音が伸び、迫力のある音になります。
イコライザーとは、高音域・中音域・低音域を強調させたり、引っ込めたりするものです。
音の抜けが悪い時に、パラメーターを調整したりします。
バンドで演奏する時は、他の楽器も絡むので、どこのパラメーターを調整するば、音の抜けが良くなるかは、いろいろと試してみなければわかりません。
大抵は高音域を上げれば、音抜けはよくなりますが、他のメンバーから、「なんか音がキンキンしてて耳が痛い」クレームが来る場合もありますので、上げ過ぎには注意して下さい。
頼りなかった音色でも、イコライザーを調整するだけで、迫力のある太い音に変わります。
オールインワンシンセには、いろんなエフェクターが搭載されているので、まずは、エフェクターで音をいじるところから始めることをおすすめします。
他には、ディストーションなどで音を歪ませるのもおもしろいです。
シンセサイザーの音作り 2
エフェクターがある程度わかってきたら、音を混ぜて音を作りましょう。
最初から入っている音色も、いろんな音が混ざっています。
メーカーによって呼び名が違いますが、「エレメント」という、元になる音を組み合わせています。
説明書をじっくり読めば、仕組みがわかります。
大抵のシンセには、エレメントが1000種類ぐらい入っています。
ここで問題なのが、音色に付けられている名前で判断してしまうことです。
おもしろい音を作ろうと思って、音も聞かずに名前だけで判断して音を探してしまうと、もったいないです。
多少手間でも、一つ一つ音を確認しましょう。
上達するには、ものまねから入ります。
好きなアーティストの出しているシンセの音を、真似て作ります。
いろんな音の成分が混ざっているので、分析力も必要です。
メーカーによって、音のエレメントが違うので、同じ機種を使えば簡単です。
その為に、キーボーディストは何十台もシンセサイザーを持っています。
DTMやDAWで使う、ソフトシンセも新しいものが出れば、すぐに購入しています。
誰も聞いたことの無いような、新しい音を常に追求しているのがプロです。
その、誰も聞いたことの無いような音を作るために、誰もが聞いたことのある音を知る必要があります。
音楽において、ものまね(コピー)は上達への早道です。
まとめ
音作りは、一生付きまとうものだと思います。
音作りに慣れてくると、昔作った「最高」と思えた音色もさらに調整したくなるものです。
芸術に、終わりも完成もありません。
「今が最高」と思えるまで、追求し続けることで、成長し続けます。
新しい発見を毎日楽しんで下さい。
説明書を全部読み込むのも、おすすめです。
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