ボーカリストにとって、マイクは楽器です。
アカペラで本番を迎える人は構いませんが、マイクを使ってパフォーマンスをする人は、マイク込みで練習しましょう。
バランスが大事
バンドでもカラオケでも、歌がメインです。
歌が聞こえないと、盛り上がるもの盛り上がりません。
声量を上げる方法は、機材の操作で簡単に出来ます。
バンドでボーカルの音量が小さければ、ボーカルのボリュームを上げるのではなく、楽器隊の全体のボリュームを下げます。
音量の基準をボーカルにします。
カラオケで歌が聞こえないのなら、カラオケのボリュームを下げます。
生の声量を無理に上げる必要はありません。
咽喉を潰すだけです。
しかも、ボーカルのボリュームとゲインを上げると、ハウリングの可能性が出てきます。
ゲインとは入力レベルのことです。
ハウリングで耳を裂く「キーン」とした音は、その場を盛り下げます。
不安がよぎるからです。
音全体のバランスを整えた方が、お客さんも音楽が聞き易いです。
音が大きい方がいいと思っているのは、ただの自己満足に過ぎません。
マイクの持ち方と意識の向け方
ボリュームを上げれば良いと、いう話で終わってしまっては、拍子抜けしまうので、マイクの取り扱い方を解説します。
マイクはちょっとした傾きで、音は変わって行きます。
マイクの角度の問題です。
声がまっすぐ伸びていると思う方向に、マイクを一直線に持ってください。
マイクの音を拾うセンサーは「丸い面」です。
丸い面に声が当たるようにして下さい。
これだけで、マイクの音量が上がります。
そして、音を拾うセンサー(マイクヘッド)を意識的に10cm奥にあると思って、声を当ててください。
マイクを実際に10cmずらすわけではありません。
普通にマイクを持って、小指に向かって声を出す感じです。
すると、声の通りがよくなります。
3メートル先にいる人と会話するのと、10メートル先にいる人と会話をするのと同じ原理です。
自然にボリュームの調整をしているはずです。
奥の壁に向かって声を当てる感じでも、良いです。
意識を変えるだけで、音量も変わります。
歌が聞こえにくいのは、滑舌が問題の場合もあります。
どちらにしろ、口は大きく開くことを意識します。
自分で思っているほど、口は開いてないものです。
鏡を見ながら口の開き具合を見て下さい。
それと、自分が好きな歌手の歌う姿をよーく見て下さい。
プロは大きく口を開いています。
口を大きく開いて歌うだけで、生の声量も上がります。
無理は禁物です。ボーカルの寿命を縮めてしまいます。
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