レコーディングと聞くと、経験したことのない人はどんな風に行って行くのか全く想像がつかないと思います。
録音した音源は編集して作られたもの。TVドラマに近いものがあります。
「音楽ライブは生(なま)もの」演劇の舞台と変わりありません。一発勝負です。
現代のレコーディング方法は?
レコーディングの歴史は、テープ録音から始まって、ハードディスクレコーディングに変わって、現代がどれだけ進化したかがわかります。
一般的には「宅レコ」と言って自宅でレコーディングが主流になってきました。
パソコンにソフト入れて「オーディオインターフェイス」を通して録音したり、録音した音を聞きます。
実際、レコーディングをレコーディングスタジオで録音すると、エンジニアの人件費もかかるので、1時間いくらとか8時間パックなど様々なプランがあり、結構良い値段がします。
アルバム1枚作るのに、時間からの計算をしてかかる費用を考えたら、新しいパソコンを買って、自分達で録音した方が安く上がります。
裏話になってしまうかも知れませんが、ドラムは生を録音したものを使うのが普通でしたが、費用を考えたら、生より音がいいソフトシンセを駆使している場合が多くなってきました。
ドラムが生に聞こえても、実は打ち込みだったなんてことはありえます。
ドラムのレコーディングはマイクのセッティングから時間がかかります。
少なくても8本くらいマイクを立てます。
録音レベルバランスを取るだけでも大変です。
ドラムのレコーディングが始まるのは、セッティングを始めてから2~3時間後などは普通です。
ソフトシンセのドラムが生より音がいいと言うのは、最初から編集されていろんな音が出せるからです。
生のドラムは演奏者によって、楽器の鳴りが変わってくるので、編集に時間がかかります。
コストパフォーマンスを考えると、やはり打ち込みを選択する人が増えてきます。
アルバムを作ろうなんて思ったら、想像以上の費用がかかります。
レコーディングの話ですが、ミュージシャン同士が集まると、どんなレコーディング方法を取っているのか、情報交換は結構します。
基準となる、ドラムやベースのレコーディングを同時にやったり、別々でやったり、クリックを使ったり、全員同時に録音したりいろんな方法があります。
ノリを出すために、ギターから録音して、それにドラムが合わせるなど、いろんな方法が無数にあるので、どれを選択するのかという好みの問題になってきます。
レコーディングの注意点
普段からレコーディングを想定して練習するだけです。
拍子抜けな答えかも知れませんが、クリックを鳴らして、練習も録音して、他人にどう聞こえるか普段から知っておくことです。
ボーカルに多いのは、自分の声を聞き慣れてなくて、レコーディングで初めて自分の実力を知ってしまい、その結果萎縮してミスを連発し、他のメンバーが呆れるというレコーディング風景です。
バンドメンバー同士のいざこざは、自分はこれだけやってきたのに、「なんでお前は全然やってこないんだ?」という、他人に期待を持ちすぎた結果からの喪失感です。
まとめ
費用など考慮に含めて簡単にまとめると
パソコンを用意する。
DAWとソフトシンセとオーディオインターフェイスとヘッドフォンを揃える。
ドラムは音のいいソフトシンセで打ち込みにする。
ベースやギターはエフェクターなど、あとで編集しやすいようにエフェクターをあまり噛まさないで宅レコする。
つなぎ方の問題ですが、録音している音は生音で、外部出力はエフェクターを通して聞くことはできます。
ボーカルに関してはいろいろ試して欲しいのです。
パソコンを持っていって、スタジオのマイクで録音したものと、レコーディングスタジオでもボーカルを録音してみて、比べてみます。
スタジオのマイクでも結構いけたりしますが、好みの問題です。
最後に、ミックス(編集)はプロに任す。
ミックスは向き不向きがあります。
何百回も同じ曲を聴くので、きついと感じる人は結構きついです。
しかも、レコーディング以上に時間がかかります。
一つ波形をいじると、バランスがくずれて、他もいじるはめになり、気の遠くなる作業が多いです。
コンプレッサーやリバーブのかけ方で全然違って聞こえてきます。
編集は職人芸なので、他人に任せるが、機材を揃え自分でとことん極めるかのどっちかです。
ミックスを頼む時は、参考になる音源があると、注文が出しやすくなります。
美容院でモデルカットの写真を見せてこんな風にお願いします、という感じです。
編集の仕上がりは、バンドリーダーかボーカルのどちらかに任せてください。
収集がつかなくなります。
レコーディングが終わっても、配信の仕方や、CDのパッケージ化や、PV撮影などまだ先はあります。
予算を全部出してから、納得の上でレコーディングしないと、かなり痛い出費になります。
アルバム1枚作るのに、初期投資は20~30万から40~50万は見といてください。それをメンバーで割ります。
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