ボカロとは何なのか?
バンドマン・作曲家に役立つ使い方と使い道を解説します。
今さら「ボカロって何?」と聞けない人も為に・・・。
ボカロとは?
正式名称は「ボーカロイド」と言います。
「ボーカルアンドロイド」から来ているようです。
ボカロは、人間の音声をサンプリングしたソフトウエアです。
コンピューターで歌声を合成し、DTM(ディスクトップミュージック)で制作や再生や編集します。
ボカロで一番有名なソフトは、「初音ミク」です。
初音ミクは、声優の藤田咲の声をサンプリングしたものです。
そして、初音ミクの爆発的ヒットから、次々と新しいボカロが誕生しました。
有名どころは、
「鏡音リン/レン」
「巡音ルカ」
「MEIKO」
「KAITO」
「がくっぽいど」
「Mew」
「兎眠りおん」
ですが、2015年5月現在で、国内外合わせて50種類あります。
「がくっぽいど」は、歌手のGACKTさんの声をサンプリングしたものです。
初音ミクは、英語の発音が弱点でした。
英語を日本語で発音させるのですが、「掘った芋いじるな」のような、カタカナ英語を作らなければなりませんでした。
現在は、英語版もあるので、対策はとられたようです。
バンドマンのボカロの使い道
ボカロの賑わっているところは、ニコニコ動画やニコ生ですが、バンドマンや作曲家にも、使い道があります。
まずは、デモ音源の制作に使います。
ボカロには、ビブラートを掛けたり、こぶしを効かせることができます。
一昔前のデモ音源のボーカルパートは、作曲者の鼻歌やサックスやトランペットなど管楽器で作って渡してましたが、ボカロで歌詞付きで渡せば、ニュアンスが伝わりやすくなります。
次に、ライブで、同期音源として使います。
男性ボーカルのバンドなら、効果音的に女性の声のボカロを使えば目立ちます。
ハモリやコーラスにも使えます。
バンドメンバーに頼めればいいのですが、楽器を弾きながら歌を歌うのも大変なのに、ハモリはもっと大変です。
ハモリは、ボーカルより実力がないと歌の邪魔をするだけの場合があるので、気を使う所です。
ニコニコ動画で、人気のボカロで作った曲がコンピレーションアルバムのCDで発売されたりして、カラオケでもその人気曲を歌う人も増えて来ました。
ボカロのカラオケランキング上位3は
- 「千本桜」
- 「ドーナツホール」
- 「ロストワンの号哭」
です。
ボカロが何故人気があるのか?
一つはバンドメンバーに恵まれなかった人でも、音を外さない歌手のボカロでイメージ通りの作品を発表できることで、隠れた作曲家達がこぞって競争したことにあります。
そして、アニメーターと手を組み、コラボで作品を創り上げることでクオリティーが増していきました。
以上、今さら聞けないボカロ講座でした。
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