ギターの弾き語りと、ピアノの弾き語りの難いですか?と質問が来たら、間違いなくピアノの弾き語りと答えます。
ここで言う、弾き語りとは歌を歌いながら楽器を演奏することです。
ピアノの弾き語りが難しい理由
ポピュラーピアノのアレンジには、コード弾きのバッキングと、アルペジオの2つに大きく分かれます。
ピアノだけに集中できるのであれば、問題はないのですが、ここに歌が入ると、一気に難易度が上がります。
これがアコギなどのギターであれば、コードをかき鳴らして、リズム楽器としてアレンジが出来るので、ピアノより難易度は下げられます。
ピアノのバッキングは、ギターのように、ジャカジャカとコードを鳴らすのに向いてません。
しかも、両手の指を、同じコードでも、いろいろとアレンジしなければ、無機質に聞こえます。
ギターは、リズムにアクセントをつけて、音に表情が付けられますが、ピアノのアレンジは同じようには行きません。
ピアノのアレンジは、コードの転回を上手く使って、表情をつけます。
この、コードの転回がくせ者です。
声はロングトーンでまっすぐ音を伸ばさないと行けないのに、コードを転回させていくと、なぜか、アレンジに釣られて、音程が狂います。
これは練習次第で改善はできますが、ちょっと友人の結婚式で、軽い気持ちでピアノの弾き語りを引き受けると、かなり苦労します。
ずっとピアノの弾き語りのスタイルで音楽活動をする分には、慣れて行き、いろんなアレンジができるようになりますが、短い期間での練習では、難しく感じると思います。
ピアノ弾き語りのコツ
ピアノの弾き語り用にアレンジされた楽譜もたくさんありますが、難しく感じるでしょう。
コードの知識ありきで解説しますが、自分の歌い易いようにアレンジします。
ピアノの練習で本番の日まで迎えてしまったら最悪です。
歌の練習に重点を置いた方が良いです。
ピアノのアレンジの良し悪しは、楽器を演奏している人ぐらいしかわかりませんが、歌唱力は誰でも気付きます。
ピアノのアレンジはどうするかと言うと、歌っている時は、ピアノを弾かないことです。
ジャーンとコードを弾いた後に、歌を歌い、コードが変わる時だけ弾くアレンジです。
極力音数は減らしましょう。
コード進行を見て、初見で弾けるレベルのピアノアレンジで大丈夫です。
そして、サビなどの盛り上がるところだけ、4つ打ちなどのリズムを取り入れます。
AメロBメロは「ポロロン」とコードを弾きますが、3和音のコードは7thや9thなどにアレンジします。
基本コードの3和音に9thを入れれば、お洒落に聞こえるので、おすすめです。
9thを入れるだけで、聞いている人も「なんかすごいことをやっている。」と思ってもらえます。
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