ライブ当日、リハーサルの時間があるけど、何をすればいいの?
誰も教えてくれないリハーサルの時間の使い方を徹底解剖します。
リハーサルは練習の時間ではない
「PAさんへ注文の出し方」という記事を書きましたが、リハーサルの時間の使いも一緒に知っておくと、本番が気持ちよく出来ます。
対バン形式のライブでのリハーサルの時間は、1バンドの持ち時間は、20分から30分だと思います。
時間が押せば、出演者・ライブハウスのスタッフ全員に迷惑がかかります。
アメリカでは大したリハーサルの時間は無く、本番5分前くらいにちょっと音を出して、いきなり本番が始まります。
一度、生で見たことがありますが、自分の楽器の音が出ればOKくらいの感じでした。
そう考えると日本のライブ前のリハーサルは、ほんと日本人らしいなと思えました。
wikipediaでリハーサルを調べると
(引用開始)
リハーサル (Rehearsal) とは、個々の場面を本番と同様に進行させて、進行を確認する行為である。
(引用終了)
とあります。
何が言いたいかというと、リハーサルは確認の時間であって、練習の時間ではないということです。
リハーサルでチェックするのは、モニターのチェックとエフェクト関係やSE(効果音)や同期の確認です。
1曲まるまる演奏してから、PAさんに音の注文を出して、また1曲まるまる演奏を始めるバンドがたまにいますが、時間がもったいななぁと思います。
出演者が多いイベントに出演すると、リハーサルの進行役の人がいて、すぐに演奏の止めに入って注文を聞いてきます。
「PAさんへ注文の出し方」に書いた注文通りに進めれば、そんなに時間は掛かりません。
打ち合わせは大事です。
リハーサルでは何の曲のどの部分を確認したいか、先に決めておきましょう。
練習スタジオでリハーサルの練習をする
チューニングが必要な楽器は、ステージに上がる前に終わらせて、エフェクターの配線も終わらせておいて電源を入れればOKってところまでは、先に準備して置きましょう。
すぐにセッテイングの終わる人はドラムなど、手伝いに行く打ち合わせも必要です。
何を手伝って欲しいのかという打ち合わせです。
基本的に、PAさんはドラムから音を作るので、ドラムのセッティングが終わってないと、なかなかリハが進まないことがあります。
ギターリストにありがちですが、自分の音が出ることを確認出来たら、無駄な音を出すのはやめましょう。
リハーサルで合わせる曲は、一番音量が上がるところがいいです。
普通は、サビが一番音量が上がるので、サビをさっと演奏して、注文を出してください。
前もってリハーサルで演奏する曲は決めておいた方が良いです。
コーラスやハモリのあるバンドは、コーラスやハモリを優先して下さい。
音量が確認できて、時間が余ったら、1曲演奏してもいいと思いますけど、なるべくなら、本番まで、取っておいた方がいいと思います。
リハーサルの方がよかったとか、比べることを無くす為です。
まとめ
- 自分達のリハーサルの前までに、楽器はケースから先に出しておいたり、チューニングを終わらせて、エフェクターの配線は先につないでおき、電源を入れたら終りぐらいまで準備しておく。
- 自分のセッティングが終わったら、他のメンバーのセッティングを手伝いに行く。
- ソロを弾き始めたり、無駄な音は出さない。
- リハで演奏する曲は先に決めておく。サビだけOK。コーラスやハモリのあるバンドはコーラスやハモリを優先する。
- 対バンにマネをさせるような、スマートでかっこいいリハーサルを見せつけてやって下さい。
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