ドラム初心者の入門と言える、8ビート(エイトビート)が叩けるまでの道のりを解説します。
ドラムセットが自宅無くても、これを読めば8ビートが叩けるようになります。
ドラムの基本練習方法
まずは、メトロノームを使います。
クリック練習とも言いますが、一定のリズムが刻めるようになることが基本です。
メトロノームはスマホのアプリで無料たくさんありますので、お気に入りのものを見つけて下さい。
テンポを60で設定して、クリックは8分音符で鳴らします。
「ピッコッピッコッピッコッピッコッ」という感じです。
一般的に、1曲の長さは5分くらいが多いので、5分間「ピッコッピッコッピッコッピッコッ」と口ずさみます。
自宅や家でも出来ますが、通学時間や通勤時間など、どこでも出来る練習です。
音楽は、口で歌えないものは、「演奏出来ない」という認識を持って下さい。
リズムキープがドラマーの最大の仕事です。
おかずが正確に叩けなくても、リズムキープが出来ていれば重宝されます。
8ビートとは?
8分音符で構成されたリズムを「8ビート」(エイトビート)と言います。
2拍目と4拍目にアクセントを置くバックビートで、ロックやポピュラー音楽でよく使われています。
さらに、リズムを倍にした16ビートと言うものもあります。
「16ビート」(シックスティーンビート・じゅうろくビート)は16分音符で構成されたリズムです。
ロックとジャズが融合した「フュージョン」などのジャンルで使われることが多いです。
8ビートが叩けるまでの練習方法
「ピッコッピッコッピッコッピッコッ」が口で刻めるようになったら「8ビート」の練習を始めましょう。
ドラム譜の読み方はこちらのページを参考にして下さい。
「ドラム譜の読み方」
まずは「ハイハット」から練習します。
ドラム譜で「×」印で示されているところです。
ボイスパーカションのように、ハイハットを口で刻みます。
クリックを8分で「ピッコッピッコッ」鳴らしながら、
「チッチッチッチッチッチッチッチッ」と口で刻みましょう。
次にスネアを刻みます。
同様にクリックを鳴らしながら、
「・・タン・ ・・タン・」と2拍目と4拍目で口ずさみます。
慣れたら、ハイハットとスネアを混ぜます。
「チッチッタチッ チッチッタチッ」とクリックに合わせて口ずさみます。
次にバスドラの練習です。
8ビートは基本、スネアとハイハットの位置は変わりません。
パターンが変わると言えば、バスドラのパターンが変わります。
上のドラム譜を参照して下さい。
同様にクリックを鳴らしながら、
「ドン・・・ ドンドン・・」と、バスドラの位置だけ口ずさみます。
慣れてきたら、バスドラとスネアを混ぜて口ずさみます。
「ドン・タン・ ドドタン・」
と、こんな感じです。
口と身体を連動させる
口でドラムパターンが歌えるようになったら、次は、身体を連動させていきます。
自宅などで、目の前にドラムセットがない場合は、ひざか太ももを叩いて下さい。
楽器全般に言える究極の練習方法は、イメージトレーニングです。
まずは、ハイハットの練習です。
「チッチッチッチッチッチッチッチッ」と口ずさみながら、右手を動かして叩きましょう。
次はスネアです。
クリックを鳴らしながら、
「・・タン・ ・・タン・」と2拍目と4拍目を左手で叩きます。
次はハイハットとスネアを混ぜます。
「チッチッタチッ チッチッタチッ」とクリックに合わせて両手で叩きましょう。
次はバスドラです。
バスドラの奏法は何種類かありますが、今回は、踵(かかと)を上げて下す奏法で行きます。
踵で床や地面を鳴らす感覚です。
しかし、実際に踵で床を鳴らすと、家や建物の事情で騒音問題になり、練習ができなくなりますので、踵を宙で揺らす程度でも十分練習になります。
クリックを鳴らしながら、
「ドン・・・ ドンドン・・」と、バスドラの位置で右足を動かしましょう。
口と身体が連動できるようになったら、動きを混ぜていきます。
「ハイハットとバスドラ」「スネアとバスドラ」の組み合わせで、身体を動かして練習します。
「ハイハットとスネア」
「ハイハットとバスドラ」
「スネアとバスドラ」
の3つパターンが出来るようになったら、初めて、右手、左手、右足を同時に動かします。
まとめ
テンポキープの為にクリックを5分間聞きながら、口ずさむ。
ドラムパターンは口で歌えるようにする。
焦らずに一つずつ個別に練習する。
混ぜて練習してみる。
以上のことを
よくある質問で、どうやってドラムの人は別々に身体を動かしているのか?という質問がありますが、少しずつ動作を増やしていけば、誰でも出来ます。
ここまでの練習を、じっくり一つずつクリアしていけば、1時間ぐらいで「8ビート」が叩けるようになります。
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