ドラマーにとって、演奏の見せ場、おかずにあります。
変な癖が付く前に、正しい練習方法を見につけましょう。
ドラムのおかずの意味とは?
おかずがあるなら、ごはんは?と思いますが、おかずは「フィルイン」という意味です。
ドラムではおかずと言いますが、ギターなどの楽器の場合は「オブリ(オブリガード)」と言います。
主に、歌などのメロディーの合いの手の役割を果たします。
特に決まりはありませんが、ドラムのおかずは4小節目や8小節目に入ることが多いです。
そして、「おかず」という呼び名ですが、スパイス的な要素から、そう呼ばれているみたいです。
ドラムのおかずで走ってしまう理由
バンドメンバーから一度でも「おかずで走ってるよ」とか「おかずになると、もたついてるよ」など言われてたことがあるドラマーは要注意です。
リズムキープ(テンポキープ)が苦手で、心の余裕がなく、焦りから「早くこのフレーズを終わらせたい」と身体が反応してしまいます。
ドラムが下手だからとかそういう理由ではありません。
緊張から来る、心理的なものです。
スピーチなどでついつい早口になってしまうのと同じです。
簡単に言ってしまえば、慣れの問題と練習不足です。
ドラムのおかずの練習方法とは?
ドラムの最大の役割はリズムキープです。
普段の練習からメトロノームを使ったクリック練習をしていなのは致命的です。
レコーディングでも苦戦してしまいます。
音楽で重要なのは口で歌えることです。
クリックに合わせておかずのフレーズ歌いましょう。
テンポはゆっくりから始めます。
テンポ40ぐらいから始めて、慣れたら2ずつ上げて行きましょう。
ドラムセットが自宅に無くても、口で歌うことは出来ます。
ポイントは頭の中でクリックを鳴らし続けながら、フレーズを覚えていきましょう。
どんなテンポでも叩けるようになることで、応用が効くドラマーになります。
おかずだけで最初は練習しますが、慣れてきたら、基本のリズムパターンと合わせて練習します。
「ドドタド ドドタド タタン ドド タタン ドド タッタ」
こんな感じに、2小節をループして練習しましょう。
100回演奏しても、1回もミスをしないのがプロレベルです。
そのくらい練習して、心に余裕を持たせましょう。
ドラムのレパートリーの増やし方
おかずに意識して曲を聞くと、あるバンドのドラマーは、それほどレパートリーがないことに気付きます。
バンドメンバーの目からすると、「おかずのレパートリーを増やすより、リズムキープをしっかりしてくれ」という声の方が多いです。
手癖というものは必ず出てくるので、毎回同じ感じになるのは気にしないで下さい。
「○○節」ぐらいに捉えても大丈夫です。
と、前置きをしつつ、解説します。
レパートリーの増やし方は、
「いろんなドラマーのおかずを完コピする」
当たり前のことですが、この方法が手っ取り早いです。
自分の手癖に似てないドラマーをコピーすると、手癖が増えます。
完コピしてから、そのフレーズを少し自分好みにリズムをいじると、「オリジナリティー」が出てきます。
まとめ
一定のリズムの上で、リズムパターンを「カチャカチャ」と切り替えることが、ドラマーの頭の中の様子です。
焦らずに、じっくりとテンポを落として、100回叩いたら100回成功するように練習して下さい。
「本番でたまたま出来た」ぐらいのレベルでは、バンドメンバーの信用も失いますし、これからの成長は見込めません。
コツコツとがんばりましょう。
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