前回の記事で、ドラえもんを取り扱ったので、そのまま例を「ドラえもんのうた」でアナライズを実践してみます。
きっと、音楽の聴き方がわかることでしょう。。。
スケールの数字化
ドラえもんの歌のキーは「D」です。
楽譜ではシャープ(#)が2つ付いています。
キーDというのは
D = レ
レから始まるドレミ~ということです。
キーCのドレミ~は
で構成されてます。
これも数字化できます。
上の数字をスケールディグリーといいます。
メジャースケールの数字はこれが基本です。
例えばキーが「Cマイナー」だったら
ド レ ♭ミ ファ ソ ♭ラ ♭シ ド
1 2 ♭3 4 5 ♭6 ♭7
となります。
上の例に戻りますが、キーDだったらシャープが2つで
レ ミ #ファ ソ ラ シ #ド
1 2 3 4 5 6 7
となります。数字は変わりません。
実践
スケールの予備知識はここまでにしておきます。
「音の距離を数字で理解できたら便利だよ」ぐらいで大丈夫です。
では、ドラえもんのうたの
「そらを自由に飛びたいな」部分のコード進行をアナライズします。(アナライズとは曲の分析のことです。)
コード進行は
G D E A
です。
このコード進行を数字化すると
Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅴ
です。
「Ⅱ」は本来ならばダイヤトニックコードでは「Ⅱm」なのに「Ⅱ」になるのは、セカンダリードミナントと呼ばれる手法です。
理論を先に学ぶより、曲の分析の実践してみて「なんだろうこれ?」とぶつかってから学習した方が、スッと頭に入ります。
これをキーCに直すと
F C D G
となります。
「まずはこのコード進行でサビを作ってみよう。」と、こういう風に進めていってください。
分析を進めていくといろんなパターンが見えてきます。
Aメロによく使われるパターンやサビによく使われるパターンなど見つかっていきます。
曲の良し悪しを決めるのは、リズムパターンなどアレンジに掛かっています。
慣れてくれば、「Aメロ」「Bメロ」「サビ」ぐらいのメロディーとコード進行は30分で作れます。
いろんな曲をアナライズして、そのコード進行を引用して曲を作ってみて下さい。
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