ギターを長年弾いていると、つい思い立つのが、ギター教室の開業への憧れ。
個人でギター教室を始めたい人向けの記事です。
運営に関する、集客、必要な資金や経費、教科書作り、レッスン場所、などの基本的な知識です。
ギター講師に資格はいるのか?
人間は、子供が生まれれば、誰でも親になれるように、自分に生徒が出来れば、その人は講師になります。
どのくらい弾ければ良いのか、というルールや資格がある訳ではないです。
中学3年生が、中学1年生に教えられるぐらいの知識から初めても、大丈夫です。
ギター教室は始めてみないと、何が足りないのか解かり様がありません。
親は子供一緒に成長するように、講師も生徒と一緒に成長して行きます。
完璧になってからと思う方や、ちょっと批判を受けたら辞めてしまう様な人は、向いてないかも知れません。
どんな有名な企業も、クレームの一つや二つはあります。
お客さんの声を聞いて、改善を繰り返していけば良いだけです。
大事なのは、生徒を上手にしてあげたい、という気持ちからブレないことです。
教えてるのが好きな人が、講師には向いています。
友達から、「~~教えてよ」と、言われたことがある人も、教えるが上手だから、当てにされていて向いています。
資金はどのくらい必要なのか
結論から言いますと、資金はほとんど必要ありません。
経営のスタイルによりますが、働きながら、仕事の休日を使って、徐々に事業を拡大して行きましょう。
自宅で教えられる人は、家賃がかかっている方は別ですが、場所代は余計には掛かりません。
自宅で教えられない場合は、バンドの練習などで使う、音楽スタジオを利用しましょう。
2人まで個人練習の料金で借りられるところもあるので、1000円から1500円ぐらいの間で利用できます。
正し、予定通りに予約が取れない場合もあります。
場所によっては、公民館などのリハーサル室なども格安で借りられる場合がありますが、基本は予約で埋まってます。
講師を始めたばかりで、レッスン代を頂くのが申し訳ないと思う方は、期間限定や人数限定で、モニター募集して、生徒を集客しましょう。
3ヶ月限定や10人限定など、知恵を絞ってください。
そこが経営者としての、腕の見せ所です。
税金に関する知識
雑所得として処理する方法もありますが、生涯ギター教室を運営したい方は、お住まいの地域の税務署に個人事業主として、申告を出して下さい。
この時に、屋号や職業の記入が必要です。
屋号は教室名と同じでも良いですし、特に公表するものではないので、違う名前でも大丈夫です。
職業は、「音楽講師」など、書いておきましょう。
特に、税務署の方から突っ込まれることはないです。
レッスンに必要なスタジオ代や、楽器や消耗品など、必要経費として処理出来ます。
バンドもやっている方は、職業に「音楽家」や「ミュージシャン」など書いておけば、バンドの利益や必要経費も事業として、申告できます。
開業するとわかりますが、こういうことを勤めている会社は全部やってくれています。
例え、ギター教室が上手く行かなくても、いい社会勉強になるので、やってみたい方は挑戦しましょう。
事業をやめる時も、書類を提出して申請すれば良いだけなので、難しくはありません。
教科書の作り方
「ずるい」と思われるからも知れませんが、レッスン中に生徒に質問して、回答をその場で教科書として作っていきます。
その後が、重要です。
初心者の方の質問は大体同じような内容なので、綺麗にまとめてストックして、いつでも出せるようにして置きましょう。
個人でギター教室を運営する時は、生徒さんに合わせて授業を進めると、長く通ってくれます。
生徒さんがブルースに興味が無いのに、ブルースばっかり教えたりと、自分が良かれと思って教えたいことに集中してしまうと、生徒さんは飽きてしまい、辞めていきます。
学校のように詰め込み式ではなく、自主性を持ってもらい、わからない所や出来る様になりたい所を重点的に、解決していくスタイルを求めている生徒さんも多いです。
中には、わからないことがわからない方もいるので、売られている教材を参考にして、一から順番に教えていくのも有りです。
何が言いたいかと言うと、生徒さんのスタイルに自分も合わせていく、ということです。
生徒の集客方法
生徒がいなければ、何も始まりませんので、ここが一番、事業主として、頭を悩ませるところです。
ざっくりとまとめると、
- HP
- 口コミ
- 新聞折り込み広告
- 音楽雑誌広告
- インターネット広告
- 練習スタジオの掲示板
- ブログ
- YouTube
- facebookなどのSNS
HPや広告の掲載はお金がかかりますが、最初はアメーバブログ(アメブロ)などの無料ブログから初めても良いでしょう。
無料ブログに、レッスン代、レッスン場所、営業時間などを記載しておきます。
必要なのは、生徒さんのメールアドレスと連絡先ですので、フォームメーラーを設置しましょう。
YouTubeにレッスン動画をアップするのも、おすすめです。
スマホとスマホを固定する機具があれば、後は撮って、アップロードするだけです。
顔を出しての動画の方が、講師の人柄が分かるので、生徒さんも安心して親近感を持ってくれます。
おすすめの本は
音楽講師の始め方と続け方 [ 宮脇俊郎 ] |
です。
音楽講師を続ける上で出てくる問題などの解説してあります。
まとめ
経験は早く積んだ置いた方が、後々役に立ちます。
開業しても、勝手に生徒が来る訳ではないので、準備をしながら、いろいろと戦略を練って行きましょう。
まずは、始めるところからです。
見切り発車で始めても、なんとかなります。
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