アニメの進撃の巨人のシーズン2も始まったところですが、「紅蓮の弓矢」の歌詞の言葉の意味を解説して行きたいと思います。
作詞のやり方の参考になれば、と思います。
ドイツ語が出てくる歌詞
進撃の巨人では、なぜ英語ではなく、ドイツ語が出てくるのかと言うと、物語の舞台がドイツで、巨人から守っている壁は「ベルリンの壁」のことを言っているのではないかということです。
登場するキャラクターの名前もドイツ語由来の名前になっています。
では、歌詞の意味や分析に行って見ましょう。
冒頭に出てくる
「Sie sind das essen und wie sind die Jäger」
(サエガセンセ アビジベ イェーガー)
は日本語に訳すと、
「お前たちは餌か?いや、俺たちは狩人だ」
というような意味です。
主人公のエレン・イェーガーのイェーガーは「狩人」という意味です。
「不本意な現状」と書いてありますが、「いま」と歌っています。
よくある手法ですが、「未来」と書いて「あす」と読んだり、言葉遊びがあるとおもしろい歌詞が書けます。
「嗤う」(わらう)の意味は、人をばかにしたような笑い方を差してます。
「家畜の安寧」の「安寧」(あんねい)とは、無事でやすらかなことです。
「虚偽の繁栄」の「虚偽」(きょぎ)は真実ではないのに真実のようにみせるという意味です。
漫画やアニメで内容を知っている人は、歌詞の意味がすんなりと入ってくると思います。
「死せる餓狼の自由を」の「餓狼」(がろう)は字の如く、飢えたオオカミのことです。
「家畜(かちく)の安寧(あんねい)
虚偽(きょぎ)の繁栄(はんえい)
死せる餓狼(がろう)の「自由」を!」
の歌詞は、短い言葉とてもよくこの物語の状況を表現しています。
「嚆矢」(こうし)とは、戦闘のはじまりの合図するために放たれる、音がなる矢のことです。
「反撃の嚆矢だ」と歌詞にありますので、相手に宣戦布告しているということです。
「屠る」(ほふる)はからだをきりさくという意味です。
「獲物を屠る イェーガー」と歌詞にありますが、物語のままですね。
「黄昏に緋を穿つ」の「緋」(ひ)は、あざやかな赤という意味です。
「穿つ」(うがつ)とは、穴をあけるという意味です。
「黄昏に緋を穿つ」は、次に出てくる「紅蓮の弓矢」にかかってます。
一般向けの曲は、共感を大事にした歌詞が多いですが、この曲はまさにアニソンという感じで、アニメの内容に沿った歌詞になってます。
聞いたことのない漢字が多いですが、自分で歌詞を書く時は、語彙(ボキャブラリー)が無くては、書けません。
語彙を増やすのには、小説がおすすめです。
世界観のある歌詞が書きたい場合は、ちょっと昔の小説なら、現代ではあまり使わない表現方法や漢字など多く使っていて、辞書を引きながら、歌詞に使えそうなフレーズはストックしておくと、後で使えることがあるかも知れません。
辞書を引きながら本を読むのは小学校で教わったと思うので、誰でもできます。
漢字に、ふりがながふってなくても、スマホのアプリやパソコンのIMEパッドなどで、漢字を手書きすれば、該当する漢字が出てくるので、後はかっこいい歌詞が書きたいかどうかという、目標(ゴール)の問題です。
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