小説家は小説の最初の1行目は悩むと言います。
小説は時間をかけて読むものですが、本屋さんで最初の触りだけ読んで、購入を決める人も多いからです。
作詞の世界も1行目は重要視します。
1番歌詞と2番歌詞の全体図を考える
まずは、1番歌詞と2番歌詞について解説します。
全体図がないと、つじつまが合わなくなります。
全くどうしていいかわからない方は、アナライズ(分析)から入りましょう。
自分の好きな歌の歌詞を、じっくり分析します。
分析して気付くことは、たくさんあります。
歌詞を真似するのではなく、詞の設定を真似します。
分析の仕方ですが、「メタ思考」と呼ばれていたり、「抽象度を上げる」と言う言い方もしますが、歌詞を俯瞰(ふかん)してみます。
全体的に歌詞を読んで、何の歌のなのか?分析します。
テーマは何なのか?誰に向けて書いているのか?
次に、Aメロ、Bメロ、サビと大きい枠組みで何が書いてあるかを読み取り、情報量を少なくします。
それから、1番歌詞と2番歌詞の差を読み取ります。
・1番が男性目線で、2番が女性目線。
・1番が過去で、2番が現在。
と、時間軸だったり、目線の違いだったり、何気ない一言から、情報を読み取りましょう!
抽象化した、時間軸だったり、目線の違いを、自分の歌詞に落とし込みます。
サビは、ずっと同じことが書いてあることが多いですが、それでも大丈夫です。
曲の仮の全体図もできている前提で、詞を当てはめていきます。
一番気をつけたいところは1行目
作詞は1行目から歌詞は書き始めませんが、リスナーにとっては一番最初に耳に入ったり目にする場所なので、慎重に取り扱いましょう。
アルバム曲なら、実験的にいろいろ試せますが、シングル曲のような大衆向けの曲は、最初の15秒やサビの15秒は重要です。
なので、1行目から書かない方が良いとか、イントロは後回しということで解説をしてます。
もっともそこは時間をかけていいのですが、全体図がないのに、時間をかけても、ゴールが見えづらいということです。
まとめ
曲全体の詞の構成ができたら、1行目をじっくりと吟味します。
続きの歌詞が気になるようなものがいいです。
作詞のテクニックで、1行目は、疑問形ではじまることがあります。
自分の好きな歌詞はどんな始まり方をしているのか?たくさん分析すると、作詞のレベルが上がっていきます。
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