バンドメンバーから、この曲に「詞をつけてみて下さい」と言われ、
「どこから書けばいいのだろう?」と疑問を持つことは大事です。
多くの人は、間違った始め方をしています。
作詞の順番
作詞を始めると、Aメロの一行目から書き始めてしまう人がいます。
なんとか1コーラスが書き終わっても、2コーラスが書けなかったりして、自分には才能がないと挫折していきます。
1コーラスとは1番歌詞のことです。
一行目から書くよりも、まず始めにすることはあります。
話は脱線しますが、ものづくりは、基本的に、作り方は同じです。
作曲もそうですが、建築も、絵画も、企画も、料理も、夢も、作り方は同じです。
「完成図をイメージしてから作ります」
建築で言えば、どのくらいの土地に、どういう建物を完成させるか、設計図を書いてから、作業を始めると言うことです。
芸術は、表現の仕方の違いだけです。
では早速、始めて行きましょう。
もう一度書きますが、一番大事なのは、全体図(設計図)です。
そして、次に設定するのは、『誰に』向けて作るか?です。
誰に聞いて欲しいのか?を設定しましょう。
初めて音楽に感動して過去の自分でも構いません。
受験生に向けての応援ソングでも構いません。
結婚式を迎える友人にでも構いません。
失恋に悲しんでいる友人でも構いません。
自分の為だけに作るのは、「ナルシスト・自己中」と言いたくなりますが、せめて、「自分達」ぐらいに幅を広げて、他人を含めましょう。
年代別や、職業別など通り越して、この人に聞いてもらいたいと、一人まで絞り込むと、突き刺さる言葉(ワード)が絞れてきます。
その人が普段使っている言葉や、モノなどのリサーチが必要不可欠となります。
コンセプトの重要性
まずは、一曲作るためのコンセプト作りが大切です。
純粋に、『誰に』聞いて欲しいかを決めましょう。
そして、誰に向けて書くか決まりましたら、
次に決めることは、詞の『テーマ』です。
「テーマソング」があるぐらいテーマ決めは重要です。
なぜ、テーマを決めるのか?
これは詞の一貫性を保つためです。
テーマが決まってないのに、1行目から書き始めてしまうと、最後まで歌詞が書けません。
最後まで書ききれないことが、作詞を挫折するもっとも多い原因です。
1フレーズから膨らませる方法もありますが、結局はコンセプトとテーマが決め手となります。
テーマが決まってなく、全体像が見えてないのに、1行目から書くと、「誰に」「何を」伝えたいのかわかりませんよね。
ハードルは上がりますが、歌詞で重要ポイントは聞き手との共感です。
あるあるネタや、共感できる歌詞が人の心に響きます。
他人が書いた個人的な日記や、自慢話に共感する人はあまりいません。
自分が言いたいことだけを歌詞に書くより、「私のことが書かれてる」「私の言いたいことを代弁してくれている」などの、共感ができる歌詞が売れている歌詞です。
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